・合格体験記

合格までの道のり
                                                         岐阜大学工学部人間情報システム工学科  A..I 
参考になるか分かりませんが私の受験生活を紹介しようと思います。
 私が本格的に受験勉強を始めたのは3年の夏休みです。藤波祭の練習はあったものの、宿題の量もさほど多くはなく、もう部活もなかったことがきっかけでした。それまでは、やってはいたものの、ただなんとなくという感じだったけど、夏休みに入るととにかく今までの総復習をし自分でも充実した期間を送れたと思います。『夏を制する者は受験を制す』とよく聞きますが、これは間違いではなかったのだと思います。
 私は塾や教材など、学校から与えられたもの以外は何もやっていませんでした。時々不安になることもあったけど、たくさんのものに手をだして疎かになるよりも目の前にあるものを真剣にやろうと考えました。また、補習のないときは学校に残ったりしました。分からない問題があるとき友達や先生に聞き、すぐに解決できるので放課後の学校での自習はけっこうオススメです。
 私は長時間勉強することが受験勉強だとは思いません。夜遅くまで勉強することは苦手だったし、テレビをすべて我慢するのも嫌でした。やるときはやって、息抜きも必要だと思います。とにかくやるときには集中して、自分の身になるようにしていました。ちなみに私の場合その「やるとき」は、最低限「授業・補習・その予習復習」で、それをベースにプラスαで自分で計画をたてた予定の内容をこなすことでした。
 みなさんが思っている以上にセンター試験や入試試験はあっという間だと思います。試験当日に、自分は今までがんばってきたんだ、と心から思えるのは本当に大切だと思います。とくにセンター試験は時間との戦いですし、かなり緊張します。試験中に自分を救えるのは自分しかいません。今までの努力を思い出せば多少緊張がやわらぐのは確かだと思います。大学受験なんて長い人生のほんの一部にすぎないんだから、是非がんばってみて下さい。1人でも多くの人が来年の春を笑顔で迎えられることを祈っています。

学校の授業を大切に
                                                              名古屋大学工学部 電気情報工学科  N.Y
 僕は無事に志望校一本で合格できましたが、特に何かしたというようなことはありませんでした。自分で問題集を買ってやったことも赤本を除けばありませんし、塾や予備校にも通っていませんでしたし、通信教育もやっていませんでした。学校以外の勉強に気をとられて、学校の勉強をおろそかにしては元も子もないと思います。課題をしっかり提出し、居眠りなどをせずに授業を真面目に受けていれば、学校の勉強だけで十分受験戦争と呼ばれる厳しい戦いに打ち勝つことができるはずです。実際、僕はそうして合格できたのだから間違いありません。中学校時には苦手だって英語も、高校入学後は点を稼ぐ科目に変わり、大学入試でも役に立ちました。
 一年生のときは、毎週末に出される数学と英語の課題と授業前にやっていく予習が、勉強の主な内容で、たまに復習をしていた程度です。金曜日の基礎力テストの勉強は、しっかりやっておけば後々役立つと思います。語彙力はあるに越したことはありません。あとは、5〜10分の中途半端な空き時間に、英語熟語を一つや二つでも覚えることが大切です。「塵も積もれば山となる」です。受験生になったら、一粒の塵の重さがわかるはずです。
 二年生のときも、一年生のときと内容はほとんど変わりません。一年生のときの内容に加えて、補習を受講していました。補習の予習も重要です。補習の時間は確認する時間と考えるといいと思います。
 三年生の一学期は、学校の問題集をしっかりやって、基本を固めるのに費やしました。夏休み以後は、補習で与えられる教材と赤本をやって、入試レベルの問題に対応できる応用力をつけたり、志望校の出題傾向を研究したりしていました。
 最後に、英語の勉強に関して、「僕はこうして得意になった」というアドバイスを。単熟語よりも、文法と構文の勉強を重点的にやりました。単熟語の意味は、文法や構文がしっかり取れれば類推できることが多いからです。また、文法と構文が取れれば、長文にも強くなります。たいてい、長文は配点が大きいので、これは受験においてかなり有利だと思います。
 以上を以て合格体験記とさせていただきます。皆さん頑張ってください。
合格するために必要なこと
                                                                岐阜大学農学部   T.U
 僕が考えた、合格するために必要なことをいくつか紹介したいと思います。
@先生の言うことは必ず聞く。
これは誰にでもあてはまることで、一度受験したことのある先生の体験談やアドバイスは自分が受験するためにプラスになることが多いので、聞いた方が良い。
A授業を一番大事にする。
自分で新しいことを勉強するのは大変だし、自力で勉強するよりも授業の方が集中でき呑み込みが早いからである。
B朝の数学、終礼テストをまじめにやる。
勉強は毎日の積み重ねが大事であるため、ちょっとしたテストや課題でも必ず自分のためになるので毎日しっかりやった方が良い。
C家で勉強するより、学校で勉強する。
これは人にもよるかもしれないが、たいがいの人は家で勉強すると言ってもあまりしなかったり、したとしてもほとんど集中していない時があるので、家での勉強を増やすより補習などを積極的に取り学校で勉強した方が効率が良い。
D家での勉強する時は、テレビ、ラジオ、音楽をいっさい使用しない。
これも人によるが、音楽をかけて一時間勉強するよりも、勉強だけを30分やった方が効率が良い。
E無理な計画はたてない。
無理な計画は継続しないことが多く、逆に勉強する気をなくすことが多いので自分の力量に合わせた計画をたてる。又、1週間単位で計画を立てられない人はその日の業後の計画だけでも良いので無理はしないようにする。それと、睡眠時間を削り勉強するのも良いが必ず次の日の授業に支障の出ない程度にする。
Fここからは僕の3年生になってからの勉強の仕方を紹介します。
1学期のころは、まだ部活をやっていたため家での勉強は微々たるものだが、授業、補習、朝の数学、終礼テスト、課題はまじめにやるように心掛け、このころから予習より復習の時間を多く取るようにしました。又、このころの模試の結果はまったくあてにならないので悪い結果であっても自信をなくさずマイペースで行くように心掛けた方がよい。
 夏休みは、部活も終わり勉強時間も増えると思いきや授業がないため逆に減ったが、必ず補習には毎日出席し、少しでも多く勉強時間を確保しました。
 2学期になると、センターも近くなり焦る人も多かったが、僕は自分のペースをしっかり作り最後までがんばれるように心掛けました。
 センター2ヵ月前は得意教科は授業や補習以外では確認作業ぐらいしかやらず、苦手教科をひたすらやりました。このころになるとあきらめて勉強しなくなる人が出てくるが、センター2ヵ月前なら逆転もありうるので、必ずあきらめずに最後までやるようにする。
 センター1ヵ月前は勉強よりも規則正しい生活をするように心掛け、就寝時間は遅くても12時でした。
 センター2週間前は新しいことを覚えようとはあまりせず、いままで覚えたことの整理をしました。
 試験当日は、いままでやってきたことを信じ、失敗することはまったく考えませんでした。
 センター後はマーク慣れしているため、記述式のテストがまったく答えられなくなっているが焦らずマイペースで勉強しました。
 本試験2週間前になると授業が半日になり、進路が決定する人が出てくるため、誘惑にも負けそうになるが、必ず授業と補習はまじめに受けました。
本試験1週間前になると授業がなくなり自由登校になるが、このときも最後まで補習があるため休まず学校に行って勉強をしました。
本試験当日は、センターと同じように、自分が失敗することは考えず、軽い気持ちで受けました。
 最後に、僕は恥ずかしながら、1学期赤点を取ってしまい卒業すら危うかったのですがセンターの2ヵ月前から必死で勉強したら赤点を取った教科ですら6割を取れるようになるので、赤点を取ったからと言って国公立をすぐに諦めずに最後まで頑張れば必ず結果は得られるので頑張って下さい。
負けない受験生になるために     
                                                                                 名古屋市立大学経済学部  T.K
 これから長い長い受験戦争に立ち向かおうとしている三年生のみなさん、そんなみなさんに『受験勝者になる方法』を伝授します。
 まず最初に、今まで部活動や趣味に打ちこんできた人、そんな人はぜひ、受験だからといってそれを今年はやめておこうとか思わないで下さい。自分が打ちこめるものは、最高の気分転換となります。実際私も、三年間サッカーを続けてきました。勉強が行き詰まったときや、どうにも机に向かう気がしないときは、家のそばのグランドによくボールを蹴りに行きました。すると不思議と勉強する気がわいてくるのです。
 そして次に大切なこと、それは予習です。これは私の経験による意見ですが、予習はきっと復習よりも大切です。というのも、何も知らないまま授業にのぞむよりも、ある程度予備知識がある方が、理解も深まりますし、何より前に見たことのあるものは、より記憶に残りやすいのです。ですから今まで予習をあまりしてこなかった人は、これを機会にぜひ前日に予習をする習慣を身につけて下さい。
 第三に、最も大切なこと、それは授業と補習を大事にすることです。前日に予習をし、授業と補習を受け、家に帰ったらその復習をする、それだけで十分志望校に合格するだけの力はつきます。塾に行く必要は全くありません。受験に必要な知識はすべて先生がたが与えてくれます。あとはあなたがたがそれを受け入れ、ものにするだけです。
 第四に、自分に負けないことです。マイナスの気持ちは、不合格を呼び込みます。絶対合格するんだというプラスの気持ちで、合格をつかみとって下さい。
 以上のことをふまえて、厳しい受験戦争を無事乗り越え、楽しい大学生活を送りましょう。最後に、みなさん全員が第一志望校に無事合格できることを心よりお祈り申し上げます。出口のないトンネルはありません。つらく苦しいことの後には、必ず明るく楽しい未来 が待っています。頑張って下さい。
受験で大切だと思うこと          
                                                                         岐阜大学 教育学部  N.S
 受験が終わってもう十日ほどたとうとしていますが、今こうやってあの受験シーズンをどのように勉強していたのだろうと思い出そうとしても、なかなか思い出せないものです。というより、思い出したくないだけかもしれません。
 私が受験にまず一番必要だと思うのは、健康な体です。体調がよくなければ何も始める事ができないからです。受験が近くなるにつれて、ストレスもすごくたまるし、寒くなるから、うまく気分転換したり、体調管理に十分気をくばることが必要です。せっかく勉強したのに受験日に体調を崩してしまっては台無しです。まずは健康でいるように心がけて下さい。
 あと、受験には後悔する事が多くあります。後になってから、○○をしておけば良かったなどと思うものです。失敗してからでは、どうにもならないので、自分でやると決めた事は必ずやり通すと良いと思います。そうすれば自分への自信にもつながると思います。そして、もし失敗をしてしまったり、失敗しそうになっても絶対に諦めないで下さい。自分にやれる事がきっとあるはずです。まず落ちついて現状を把握して、やれる事を一つ一つこなしていくと、先が見えてくると思います。
 最後に、受験の時にたくさんの人が自分を支えていてくれている事を忘れないで下さい。特に家族のやさしさは、一番近くにあるからこそ気づきにくいものです。でも、家族や先生方の支えがあるから、私たちは受験がのりこえられると思います。その事を忘れないで、これからの受験、がんばって下さい。

目標に向かう姿勢
                                                                                        A.M
 私は国家V種、愛知県職、師勝町役場、郵政公社の四つを受験し、後者二つに合格、師勝町役場に就職することにしました。
 私はただひたすら過去問を解きました。一般知識については、高校で習っている事より随分簡単なので、少しやればすぐに思い出します。それより重要なのは一般知能です。これは、判断力や推理力がためされるので、「速く、なお正確に」ということをいつも頭に置きながら、より多くの問題を解くことが大事だと思います。過去問のない時事問題は面接でも扱われるので、新聞をできるだけ毎日、たくさん読むようにしました。市販の問題集で独学でやっても十分できると思うし、実際に公務員試験を受けた人の中にはそういう人もたくさんいたと思います。
 一次試験と同じように二次面接もとても重要です。一次の勉強で過去問を使ったように、二次についても過去に聞かれている質問を使い、一つの質問に対して一つの答えをつくるのではなく、理由なども付けて自分の意見を言えるように心がけながら練習しました。そして、自分の受ける職務について、何課があって、どんな施設を設け、どんな仕事をしているか、なども調べました。実際面接では、ただただ「受かりたい」という気持ちで一生懸命質問に答えていただけですが、後から思うと、高校生らしい明るくはつらつとした姿、これから仕事をしようとする熱意、そして何気ない仕草や態度態度で普段の生活から私の生活までが見られていた気がします。学校に通い授業を真面目に聞く、部活などではみんなと協力して一つの目標に向かって頑張る、そして毎日の生活を有意義に過ごす。すごく簡単で当たり前のことのようだけど、面接の前に少し練習すればできることではありません。試験に受かることだけでなく、これから世の中に出て立派な社会人になるんだという気持ちを持って毎日の生活を送れば、それが面接の時にも自然に表れると思います。
 就職だけでなく大学進学を目指す人もそうだと思いますが、その時その時やるべき事、自分がやると決めたことを一生懸命努力することが大切だと思います。